居酒屋&ワイン マリアージュ探検隊♪ ~常八
気持ちの上でも何となく明るく前向きな気分になれます♪
さて先週末のワインイベント。
いつもお世話になっているAu bon BourgogneのO店長が この日は”隊長”となる恒例企画第5弾♪
”マリーアジュ探検隊”に今回も入隊させていただきました~(#^.^#)
今回のミッションは『居酒屋No.1ワインを探すこと』!
お店は 地下鉄東山線 八田駅から徒歩5分少々のところにある居酒屋さん『常八』さんです。
昨年末に新装開店されたばかりとのことで お店も新しくとてもきれいで、居酒屋さんとは言っても気を張らなくてよい程度の上品さがあります。
もともと居酒屋さんとして営業していたお店を イタリア料理人として修行されていた息子さんが引き継がれたのだとか。
なのでお店のメニューには居酒屋さんらしい定番のおつまみや大皿料理の他にも 気取らないイタリア料理や美味しいパスタも頂けちゃうという 幅広く楽しめるお店でした!
この日はこの企画での貸切とさせていただき、店内を大きく3つのテーブルに分け それぞれを
・チームF
・チームI
・チームJ
としてチーム化。
F、I、Jとは・・・
そう、France、Italia、そしてJapan です!
お店に到着した時にはそこまでの趣旨を理解しないまま ただ空いていた席に着いたのですが、そこはItaliaテーブル。
ということで私はチームIの隊員として ”居酒屋料理とイタリアワインのマリアージュ”についてミッションを実行することになりました!
最初の乾杯は全チーム共通のシャンパーニュ。
マロル・ガントワ ブラン・ド・ブラン・ブリュット
コート・デ・ブランのクラマンを本拠地とする小さなRMだそうですが、アシェット2012でク・ド・クール(最も心に残ったシャンパーニュ)に選ばれて一躍注目を浴びるようになったのだそうです。
飲みごたえのある芳醇な味わいながら上品で かつドライすぎないので守備範囲が広く、いろいろお料理とも合わせやすかったです。
やはり泡の万能さは素晴らしいな~
そして以降はイタリアのラインナップ。
イタリアの微泡、フリッザンテ・セッコ。
シャルマー方式のゆるやかな発泡感とハーブや花の蜜のようなアロマティックな香り。
ほんのりと甘さもあります。
白は写真を撮り忘れていましたが アルト・アディジェのピノ・ビアンコ。
ほどよいボリューム感と豊かなミネラルが楽しめるワイン。
アブルッツォのチェラスオーロ(ロゼ)。
鮮やかな色調で熟した果実味が特徴のロゼ。
バジリカータのアリアニコ。
ジャミーな果実味とスパイス感のあるパワフルな赤。
トスカーナのサンジョベーゼ。
ミュージシャン”スティング”が運営するワイナリーのスーパータスカン。
よくある有名人がお金だけ出してオーナーってパターンとか 名前だけついてるコラボ品っていうのとは違い、スティング本人がワインを造るためにトスカーナに家族と共に移住して実際に農作業にいそしんでいるらしい、ですヨ。
(もちろんレコーディングスタジオも作ってあるらしい。)
この日のイタリアワインの中では格上クラスの¥3,000台。
お料理の方は 居酒屋さんらしくいったんテーブルを埋め尽くすまで次々と料理が運ばれてきます。
まずはお造りから まぐろ、カンパチ、しめ鯖。
まぐろはともかくとして あと二つは難易度高かった。。。
よもやしめ鯖に至っては刺身を口に運ぶ前に各グラスをにらんでみるものの手が動かず・・・
勇気を出して合わせてみたものの 予想通りに生臭さが口中に広がり合わせてみたどれもが残念な印象でした。
しめ鯖は日本酒で頂くことにします☆
マグロ(赤身)はロゼが合わせやすかったように思います。
・ホタルイカとわかめ、うるいの酢味噌
酢味噌の甘酸っぱさが フリッザンテの爽やかな甘さと酸味とがやさしく繋がってよかったかな。
・わらびのおひたし
箸休め的につまんでなくなってました☆
・さといも煮
・根菜を使った煮しめ
しょうゆやみりんのニュアンス、蕗などのほのかな苦みが チェラスオーロのロゼのボリューム感ややさしいタンニンととてもよいバランスでした。
煮もの系全般にこのロゼは合わせやすかったです。
宮崎天然黒木椎茸のロースト
いい香り♪
ここは是非ピノが欲しいところでしたが 今回のラインナップの中ではやはりロゼでしょうか。
香りを増幅して高め合うところまではいかないかな?
宮崎きなこ豚ねぎまと串カツ
ソースをかけた串カツなら赤のボリュームでもいけたけど、それでも”赤がベスト!”とまではいかないかな。
ねぎまに至っては赤では重すぎる感じ。
以降のお料理は洋の要素が強くなり
宮崎天然クレソンのサラダ キッシュ、鶏レバーのパテ、パテ・ド・カンパーニュ添え
八丁みそのピザ
いわゆる普通にイタリア風なピザではなく甘辛い八丁みそダレと鰹節がポイントとなり ジャミー感のあるバジリカータのアリアニコがなかなか合っていました。
北海道産帆立のステーキ エスカルゴバターで
むむ。。。
この辺になるとすでにちょっと集中力が切れてきて 何と合わせてみたんだったかあまり印象に残っていない。。。
サルシッチャとブロッコリーのペンネ
あ、もう普通に美味しくもりもり食べてました;
宮崎牛イチボ肉のタリアータ
(タリアータ→イタリア風牛たたき)
ソースを使うようなヘビーな味付けではないので 甘濃い印象のアリアニコとはいま一つでしたが、スーパータスカンとはよかったかな?
今回のイタリアワインのラインナップの中では ワタシ的にはダントツでチェラスオーロのロゼが幅広くいろいろなお料理と合わせやすく、かつ美味しかったと感じました。
ロゼとしてはどちらかというとやや濃いめの印象なのですが、和食全般に使われるしょうゆやみりん、砂糖などによる味わいのベースが白ほどすっきりさせ過ぎず、かといって赤ほどの渋味はむしろ強過ぎ、ちょうどよいボリューム感と果実のほどよい甘味の相性がよいのでしょうね。
あとはほんのりと甘味があって爽やかなフリッザンテも すっきりめの和食おつまみには合うものがいくつかありました。
いかにも万能そうなシャンパーニュの名前が挙げられるのは 意外と少なかったですかね~
ひととおり自分たちのチームのミッションを終えたあとは 別チームで人気のあったワインを交換しあったりしてさらなる可能性を探ります。
ちなみにこの日の”キング・オブ・居酒屋ワイン”に輝いたワインは
『ルバイヤート ペティヤン・デラウェア2012』(日本・山梨)でした!
しかもかなりのダントツ具合で。
私も味わってみましたが 酸味がしっかりとあるドライな味わいの発泡なので、すっきりとした味わいのおつまみとの相性はもちろん、生もの系の臭みを抑える役割としても効果的だったようです。
和食なんだからそりゃ日本ワインが断然有利でショ、とつい思ってしまうのですが、どっこい ワイン単体では比較的人気の高い樽のかかった甲州などは、逆に個性が強くて合わせ辛いようで不人気だったようです。
それと 国を問わず、赤ワインは居酒屋料理にはなかなか相性が難しそうです☆
各チームの割り当て分は消費しつつ(もちろんワイン本数=参加隊員数)も、ガス欠ならぬワイン欠?状態となってしまった私たちを見かねて O隊長がお店(常八さん)のワインを追加してくれました♪
ごちそうさまでした~
隊長、今回も貴重なミッション企画 ありがとうございました
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