北京へVol.2 ~北京の交通事情
まずは北京の街について。
さすがは首都、巨大なビルが立ち並び縦横無尽に走る幅広な道路は一日中車で埋め尽くされています。
都心部はビルも密集していますが整然と樹木が植えられている所もけっこうあり、比較的近年で街が整備されている印象がありました。
都心部から少しだけ離れた高速道路の周辺などはまさしく”植樹しました”という感じで同じ種類で同じ高さくらいの木々が整然と並んでいたのですが、これが見事なまでに画一的で 木の植え方が全て直線状に並びかつ等間隔なので樹木なのに不自然というか・・・^^;
この辺は民族的な嗜好なのでしょうかね。
しかもかなり長い距離で同じパターンが続くので、これだけ延々と植え続けたんだなぁ。
そして前記事にも書いた通り、渋滞は北京名物らしく。
1日の中で最もひどいのはやはり朝晩のラッシュアワーだそうですが、都心部の一般道路はもちろんのこと高速道路まですべて車が止まってしまうレベルの渋滞が毎日。
ちなみに日中でも止まってましたよ。
渋滞緩和のため、高速道路では時間帯によって北京ナンバー(”京”って書いてある)の車以外は通行不可だったり、曜日によって車のナンバーの末の数字で北京市内に入れないよう規制されているのだそうです。
今回我々がお世話になった同行の会社の方の社用車もたまたま滞在2日目がそのナンバー規制に当たり、その日は郊外の工場に行くことになっていたのですが まずはホテルから北京市外のインターまでタクシーで移動し、そのインターで待機していた社用車に乗り換えて再び高速に乗って走り続けるという。
帰りも同じく途中からタクシーに乗り換えて戻ってきました。
ここでタクシーについて。
タクシーは基本的に車体の下半分が黄色になっているのでわかりやすく、車種はフォルクスワーゲンが主流だとか。
さすがに大都市北京は台数もかなり走っていてわりとすぐ拾えます。
初乗りはたぶん13元。
今のレートは20円くらいなのでおよそ260円。安いよねぇ。
今回いちばん長く乗った1時間以上(渋滞の時間ってのもあり)でも100元ちょっとだったような。
ちなみにガソリンは6元/Lでした。
120円だと日本よりちょっぴり安い程度だけど、物価とかタクシー料金を思えば高価よね。
タクシーの運運転手さん、ちゃんと儲かってるのかな?と思ったら、やはりあんまり儲かりはしないみたいで(見た目よりも内装が年季の入ったタクシー多かったもの。。。
)、しかも中国では乗車拒否ができないらしいです。
そして台湾同様、運転の粗さにはドキドキしました^^;
今回タクシー何度か乗ったけど、どの車もけっこうスリリングで強引な割り込みや車線無視の走行など”ハッ!”と思わず息を飲んでしまうこともしばしばでした☆
(社用車のドライバーさんも現地の方なので そこそこの傾向はありましたけどね・・)
基本的に北京市内では車も地下鉄もバスも、どれを使ってもギュウギュウらしいです。
車に乗っている時もスリリングですが、歩行中に道路を渡るのもタイミングの見極めが重要だそうで、基本的に車は止まってはくれないものと思うべし、とのこと。
コワイので常に同行の方に合わせて動いてましたけど。
あ、観光地の駐車場では電気自動車用の充電器も完備されていましたよ。
高速で郊外まで行くとさすがに道路はこんな空き具合。
北京市内から1時間ほど走ったこの辺りはひたすらこういう景色が続きます。
北京よりも北にあるこの辺りは岩が多く土地も痩せている上に、冬は-20℃以下になるような厳しい寒さで農作物も満足に育たないのだそう。
木も生えてはいますが直に見るとけっこう山の地肌がむき出しの所が多い状態。
その中でうっすらと初雪が降ったかのように白い花を咲かせているのは杏の樹。
桜はもう終わっていましたが、この時期は杏と桃が見頃なのだそう。
そしてさらに北に走っていくと
おぉっ!これが万里の長城!!
この山の下(トンネル)を通過してさらに北上したのですが、帰りに観光がてら少し寄ることができたので、それについてはまた別記事で。