四軒道レストラン Matsuura@那古野
築370年の蔵を再生した趣のあるレストラン。
昨年9月にこちらのオープニング・レセプションにおじゃまして以来、ずっとお食事におじゃましたいと思っていたのですがやっと伺う機会を作ることができました^^
天井の高い吹き抜けの店内は解放感があります。
ダークブラウンが主体のクラシカルな内装にも関わらず、球状のシンプルなガラス照明との組み合わせで重くなり過ぎない雰囲気が素敵なインテリアだなぁとあらためて。
洗練されたシンプルモダンなテーブルセッティング。
水滴が跳ね波紋が広がったような模様のクリアガラスのスクエアプレートは ”1/f(ワンオーバーエフ)”さんのオリジナルプレートですね。
数年前までほぼ毎年見に行っていた 東京ドームで開催されるテーブルウェアフェスティバルの展示作品でよく見かけた人気商品。
お店のインテリアにもよく似合っていて素敵^^
乾杯はグラスシャンパーニュ ルイ・ロデレール。
この顔ぶれで集まると毎回話が途切れることがなく まさしくマシンガン・トーク!
特に今回は久しぶりに集まれたので既にこの時点でトーク炸裂、誰にも止められませーん(笑)
アミューズ・ブシェ 新玉ねぎのフラン コンソメのジュレを添えて
玉葱のやさしい甘味がほっとするスターター。
前菜となるテリーヌは こちらの松浦シェフの真骨頂!
その日のメニューの5種の中からのチョイスとなりますが、どれも魅力的で非常ーに悩ましい~~(>_<)
さんざん悩んだ末の私のチョイスは
春香る、海と山の幸をテリーヌに
帆立やほたるいか、ホワイトアスパラガス、ふきのとう、ロマネスコなど多種にわたる色とりどりの食材が何とも華やかで まさに海山の春を告げてくれる自然の恵み。
カリフラワーのピュレ(白)とバジルのピュレ(緑)でアクセントも楽しめます。
こちらは友人チョイスの
左:”スペシャリテ”農園野菜のテリーヌ
シェフの名刺代わりとの言える看板料理、コレとどっちにしようか最後まで悩みました(笑)
こちらも色とりどりで美しく、本当にワクワクする一皿ですね♪
右:琵琶湖産ワカサギのエスカベッシュをテリーヌに
興味津々!こちらも間違いなく美味しそう・・・♡
ワインはお料理に合わせてグラスで出していただくセットでお願いしました。
ソムリエールさんが私のテリーヌに合わせて下さったのは プイィ・フュメ。(写真なし☆)
バターと共に添えられていたこのガラスの器の中身、ぱっと見は湿った土から一本の植物の芽が出ているように見えますが・・・
「(土みたいに見える部分も)食べられるモノ、なんですよね?」
と聞いたところ、
”はい、何が入っているか当ててみてください^^”
全員俄然やる気モード!
みんな食べるの好きな人ばっかですから、(当てるーー!!)
色調的にタプナードかな?と思ったのですが、香りから全く違うことがわかり完全オリジナルレシピの様子。
ちょこっとずつ味わいながらいろんな味を探りました。
いちばん正解率高かったのは さすがコチラのお店を経営してるバリバリ現役のソムリエール!
Good Job(^^♪
お魚料理
お魚は何だったか忘れてしまいましたが・・・ なんと可愛らしい絵画的な一皿!
思わず真上から撮ってしまいたくなります。
お魚料理に合わせてくれたグラスワインは
ブルゴーニュ・ブラン /ジョセフ・ドルーアン
お肉料理
オーストラリア産ソルトブッシュラムのロースト
エピスをきかせたソース
”ソルトブッシュラム”って初めて知ったのですが、オーストラリア内陸部の限定された場所だけで生息する植物(ハーブ)で 深く根を張り地下の天然ミネラルを豊富に吸収して保持しつつ、過剰な塩分は一部の葉を枯らしながら排泄するという珍しい植物なのだそう。
そのソルトブッシュを羊に食べさせることにより、天然ミネラルとビタミンEを高含有したハイレベルな肉質のラム肉が”ソルトブッシュラム”だそうです。(ネット調べ☆)
エピスの効いたスパイシーなアクセントのソースも美味しかった~♪
このお肉に合わせて選んでくれたのは
シサック
コースのデザートは桜づくし♡
桜のパンナコッタと 桜の葉のジェラート
食いしん坊ばかりの我々も思わずキュン♡としてしまうような ラブリーな春色デザート♪
食後の飲み物は コーヒーや数種のハーブティーのサンプルの香りを実際に感じた上で選ぶことができます。
いつもはコーヒー党の私も 香りのよさに珍しくハーブティー”ホワイトオーチャード”を。
竹炭珈琲もよい香りでしたけど。
プティフール
ブールドネージュ、ギモーヴ、パート・ド・フリュイ
小さなキューブのお砂糖もこんなに素敵にスタイリッシュに登場。
砂糖の精製度によってそれぞれ色が異なります。
”そのまま召し上がっていただいても味わいの違いが面白いですよ。”
と仰られたので、それでは と遠慮なくパクッ♪
待望の四軒道レストラン再訪では 目にも舌にも”美味しい春”を大満喫させていただきました。
そしてこのメンバーの素晴らしいところは、どんなにトーク炸裂していてもお料理やワインが出されるときちんと向き合い、味わい、感想を言ってみたりした上でまた元の話題に戻るということが都度みんな自然にできているところだと思う。
まあ、私のまわりの食いしん坊さんたちはそういう人多いか♪
楽しさも美味しさも最上級の時間、ご馳走様でした^^